こだいらぽんたの読書日記

古典多めの読書日記です。名作映画100選もあります。

村上春樹

生きることは何かを失い続けるだけの日々のことなのか?/村上春樹著『1973年のピンボール』(講談社文庫)

村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』の続編だ。 時は流れて1973年。主人公の「僕」は大学卒業後、友人と翻訳を扱う会社を立ち上げた。仕事はうまくいっている。一方、親友の「鼠」は大学中退後もずっと地元に残っている。状況は違えど、「僕」と「鼠」は似…

「強い人間なんていない。強い振りができる人間がいるだけさ」/村上春樹著『風の歌を聴け』(講談社文庫)

村上春樹のデビュー作『風の歌を聴け』を再読。村上春樹の原点だと改めて認識した。 村上春樹著『風の歌を聴け』(講談社文庫) ざっくりとした内容 *「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」 主人公の「僕」が影響…