こだいらぽんたの読書日記

古典多めの読書日記です。名作映画100選もあります。

教養ある日本人の必読書「世界近代小説50選」

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桑原武夫著『文学入門』(岩波新書

 

「古典」「名著」を読みたいが、何を読んだらいいかわからない。そんなふうに悩んでいたある日、部屋を掃除していたらこの本が出てきた。大学時代に買ったきりで開いたことすらなかったのだが、開いてみると、なんと巻末に一番欲しい情報が載っているではないか。

教養ある日本人の必読書「世界近代小説50選」。この本に出会ったのも何かの縁だと思い、まずは桑原先生が選んだ50をすべて読むことにした。

国民の文学教養における「共通なもの」の必要はいうまでもない。そして、普遍を通過せぬ独自性というものはありえない。その意味で、読書の基準化ということは、今の日本に最も大切なことと考え、その試みの一つとして「世界近代小説五十選」をつくってみた。こうした名作を読むことは、それ自体楽しいほかに、おのずと低俗な文学を遠ざける副作用をもつ。(『文学入門』P129)

 『文学入門』の初版が1950年。約70年の時を経て、残念ながら絶版になってしまったものも多い。なんとか復刊してもらえないだろうか。なぜって、きっと面白いに決まっているからだ。
 
イタリー 
1.ボッカチオ『デカメロン

 

スペイン
2.セルバンテスドン・キホーテ

 

イギリス
3.デフォオ『ロビンソン漂流記』
4.スウィフト『ガリヴァー旅行記
5.フィールディング『トム・ジョウンズ』
6.ジェーン・オースティン高慢と偏見
7.スコット『アイヴァンホー』
8.エミリ・ブロンテ『嵐が丘
9.ディケンズ『デイヴィド・コパフィールド』
10.スティーブンスン『宝島』
11.トマス・ハーディ『テス』
12.サマセット・モーム『人間の絆』

 

フランス
13.ラファイエット夫人『クレーヴの奥方』
14.プレヴオ『マノン・レスコー
15.ルソー『告白』
16.スタンダール赤と黒
17.バルザック『従妹ベッド』
18.フロベールボヴァリー夫人
19.ユゴーレ・ミゼラブル
20.モーパッサン女の一生
21.ゾラ『ジェルミナール』
22.ロラン『ジャン・クリストフ
23.マルタン・デュ・ガール『チボー家の人々
24.ジイド『贋金つくり』
25.マルロオ『人間の条件』

 

ドイツ
26.ゲーテ『若きウェルテルの悩み』
27.ノヴァーリス青い花
28.ホフマン『黄金宝壺』
29.ケラー『緑のハインリヒ』
30.ニーチェ『ツアラトストラかく語りき』
31.リルケ『マルテの手記』
32.トオマス・マン『魔の山

 

スカンヂナヴィア
33.ヤコブセン『死と愛』
34.ビョルンソン『アルネ』

 

ロシア
35.プーキシン『大尉の娘』
36.レールモントフ『現代の英雄』
37.ゴーゴリ『死せる魂』
38.ツルゲーネフ『父と子』
39.ドストエーフスキイ罪と罰
40.トルストイアンナ・カレーニナ
41.ゴーリキー『母』
42.ショーロホフ『静かなるドン』

 

アメリカ
43.ポオ短編小説『黒猫』『モルグ街の殺人事件・盗まれた手紙他』
44.ホーソン『緋文字』
45.メルヴィル『白鯨』
46.マーク・トウェーン『ハックルベリィフィンの冒険』
47.ミッチェル『風と共に去りぬ
48.ヘミングウェイ武器よさらば
49.ジョン・スタインベック『怒りのぶどう』

 

中国
50.魯迅阿Q正伝狂人日記他』


※表記が古いものもあるが、そのまま記した。

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